腎臓の組織になんらかの原因で糸球体に炎症が起こる病気です。
糸球体腎炎は腎臓の中の血液をろ過するはたらきのある糸球体に炎症が起こる病気です。糸球体腎炎を起こす原因はわかっておらず、感染症、腫瘍、免疫の病気などが関係していると考えられています。基本的には治りません。
猫白血病ウイルス感染症、猫エイズ、伝染性腹膜炎、重度の細菌感染症などにかかったことのある猫は注意が必要です。
体がむくんだり、お腹に腹水がたまったりして、オシッコはタンパク尿になることがあります。軽度の場合は、食欲が落ちたり、体重が減ったりするものの元気はあり、これといった症状が出ないこともあります。進行すると腎機能が低下し、水を飲む量とオシッコの量が増える、体重が落ちる、食欲がなくなる、嘔吐を繰り返すなどの症状が現れます。
この病気の原因になる可能性がある、猫エイズ、猫伝染性腹膜炎、猫白血病ウイルス感染症にかからないよう、年1回のワクチン接種や健康診断など、健康管理に気を配りましょう。
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ダイアリーに記録し、日頃からオシッコの状態をチェックしましょう。