尿道の粘膜に細菌の感染などによる炎症が起こる病気です。
猫では尿路結石が尿道に詰まることで起こることが多いです。また、陰部を舐めることで細菌が入ってしまうこともあります。
炎症による痛みがあるため、不自然な姿勢でオシッコをするようになったり、血尿が出たりします。気になって陰部をますます舐めるようになることもあります。長引くと慢性化して、尿道閉塞を起こすこともあります。
血尿はサインの1つ。 早く気づけるようによく観察して。
写真提供/DVMsどうぶつ医療センター横浜渡邊俊文先生(元 麻布大学附属動物病院)
抗生物質や消炎剤などを投与して、炎症を抑えます。
トイレはこまめに掃除して、常に清潔にします。日頃から、よく陰部を舐める猫では、歯石を取り除くなどして口の中を清潔にしておくことも大切です。
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